神戸・芦屋・西宮市
犬の出張トレーニング&問題行動コンサルティング
Animal Welfare & Training for Life with dogs
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History
今まで出会った犬たちから多くのことを学びました
犬たちの「今」を知り寄り添うこと
叶う限り 彼らの自由を尊重すること
教える必要のあることは少なく
むしろ 彼らの判断に任せた方がいいこと
彼らと思いっきり楽しみながら
一緒にできることを増やすこと
そして 彼らのために学び続けること
ほんの一端ですが
そんな彼らとのお話です
- 第1章 犬の「今」を知り寄り添う
ブリーダーから迎えた彼女は
他人・他犬・物音など さまざまなものに極端に怯え
生まれつき耳が聞こえていないことがわかりました
彼女の不安をどうすれば取り除けるのか悩みましたが
それは彼女の不安な気持ちを否定し
彼女の気持ちに寄り添っていないと気づきました
彼女と一緒に楽しめるよう
少しづつ顔馴染を作って一緒に散歩やキャンプに行き
大丈夫な人と犬を増やしていきました
ただ どんなに親しい人でも
家族以外に身体を触らせようとはしなかったのですが
晩年 リンパ腫を患った時
あんなに嫌いだった病院に抵抗なく入り
医師や看護師さんに身を委ねるようになりました
彼女との経験から
犬たちについて学びたいと思うようになりました
-第2章 試行錯誤の日々
トレーニングの相棒として
シェルターから迎えた彼女は
2頭で家の前に繋がれ
食べ物も水も満足にもらえず
厳しい暮らしをしていたことが推測される状態でした
繋がれた暮らしが長かったせいか
リードをつけて他犬に会うと
激しい吠えと過度な興奮が見られましたが
なければ 穏やかに過ごせるのでした
改善のため さまざまな方法を
試行錯誤して葛藤を繰り返していましたが
できるだけ自由にさせて 触れ合いをいっぱい楽しみ
他犬との適切な距離を意識することで
だんだん吠えることが少なくなっていました
どんな方法が彼らにとって良いのか
こんな彼女との葛藤の日々の中
トレーナーの資格を得ることができました
-第3章 学び続ける日々
白内障でほとんど見えなくなった彼女は
今までの多くの経験を活かし
驚くほど周りの状況に合わせて自発的に動きます
よく知っている散歩道では
ピッタリくっついて歩いたほうがいいところと
思う存分自由にできるところをわかっています
知らない道ではジグザグに歩いて
道幅と状況を見極めながら歩き
立ち止まることで
「あれ?」「どうしよう?」って
困ってることを知らせてくれます
「ぶつかるよ」「ストップ」「かいだん」などの
言葉の合図に的確に反応して
足元に用心しながら歩きます
そして「ハフッ」と小さな声で
「今の要求」を教えてくれます
すぐに応えられない時「待っててね」と言うと
静かに待っていて 待ち時間が長くなると
さっきより少し大きな声で「バフッ」と言います
「ごめん ごめん」と笑いながら要求に応えます
心配する私を軽々と越えて
ほんの少しのサポートで
彼女は自分でなんとかする方法を見つけていました
彼女からは
彼らの学ぶ力の素晴らしさと
自由を尊重することで得られる喜びを学びました
こうした彼らからの学びが
今の私の原点となっています
この学びをもとに
犬たちとのよりよい暮らしを望まれる方々と
彼らの日々を深く知り
今できる方法から 目標と解決に向かって
step by step で 一緒に取り組んでいきます
まだまだ学び続ける日々です